― 共鳴 ―



何かが聴こえて、


私が鳴いて、


誰かが応える。


それは拡がり 響き渡って


世界のまばたき一瞬満たす。




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― 終点 ―

答えが出れば、終わってしまう。

君との旅も続けるなら

迷うくらいが、丁度いい。




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― 現 ―

動く僕らは誰か、

時間の流れが見た一瞬の幻。

いなくなったあのこは一足先に、夢から醒めて。

ここより帰れない僕らは

少し、泣くのだ。





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― 展覧会 ―

前も後ろも、白い光は速い流れで。

きみの哀しい叫びも、明日には額の中に飾られる。

伸ばした手から風は生まれて、色あせてゆく。

あぁ。名前も未来も混ざり混ざって…、

閉じ込められたのは、誰だろう?



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― 朧 ―

遠くから喋っても、聞こえないよ。

姿を見せたら信じてあげる。

目覚める前まで、

もう、少しだけ…

願いの傍で待っているから。




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