―　流れ星　―

優しい心を傷つけて、

柔らかい心を縮ませて、

深い穴に落ちていく。


誰か、あの子をつかまえて。


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―　静寂　―

凍ってゆく気持ち。苦しみすら薄れて、

辿り墜ちる先はどこだろう。

泣き疲れた後にまた、歩いている。

笑いながら。

ここには誰も、いないけれど。




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―　白日　―

繰り返す生の確認に、君が消えてく。

夏の蜃気楼に映る君の匂いに溶けて消えるのは僕の方。

焼けて、焦げて、後には何もない夢をみた。


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―　羽　―

君が生きてくれて、

嬉しかった。

明かりが1つ消えて闇は静か。

瞳を閉じても会えればいいのに。

お休み。




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―　線　―

ばら撒いた、君の未来。

あとは一つ一つ、拾ってゆくだけだったはずなのに。

どこへ消えて、しまったんだろう。

ここは渇いた風が吹く。

まるで初めから、

何も無かったみたいに。



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